内科・外科・整形外科・大腸肛門科・炎症性腸疾患(IBD)・便秘・内視鏡検査なら大阪寝屋川の道仁病院|おしりの知識1 便もれと肛門括約筋|院長ブログ

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病院長ブログ

2025.07.12

おしりの知識1 便もれと肛門括約筋

 それは「便が漏れる」=「肛門括約筋がゆるくなっている(弱くなっている)」ということです。では赤ちゃんはどうでしょうか?赤ちゃんは便がもれませんか?もれますよね。ではどうしてでしょうか?赤ちゃんの場合には色々な理由がありますが決して肛門括約筋は弱い訳ではありません。では大人はどうでしょうか?生まれつきの疾患を除けば通常はもれないハズです。

 便がもれない(禁制を保つ)ためには5つの重要な因子があります。1. 括約筋機能(肛門のしまり)、2. 感覚能、3. 貯留能、4. 規則正しい大腸の動き、5. 便の性状になります。これらの因子のどれか一つが欠けてももれてしまいます。括約筋機能(肛門のしまり)だけではないのです。

当院では問診と専門的な検査でこの5つの因子を評価し適切な治療や対策をアドバイスしています。